東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

閣僚、靖国参拝見送り 3年連続 中国への刺激回避

 終戦の日を迎えた十五日、安倍内閣の閣僚は東京・九段北の靖国神社への参拝を二〇一七、一八年に続き三年連続で見送った。安倍晋三首相は参拝せずに七年連続で玉串料を私費で奉納した。中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席の国賓待遇での来日を来年春に控え、首相と閣僚の参拝に反対する中国への刺激を回避。関係改善の流れを重視する意向が働いたとみられる。

 首相の代理として十五日に靖国神社を訪れた自民党の稲田朋美総裁特別補佐は、首相から「わが国の平和と繁栄が、祖国のために命をささげたご英霊のおかげであるとの感謝と敬意を表する」との言葉を預かったと記者団に明らかにした。

 首相と習氏は今年六月の大阪市での会談で、習氏が来春に国賓として日本を訪問する方針で一致した。一二年の沖縄県・尖閣諸島国有化を契機に悪化した日中関係は「正常な軌道に戻った」(首相)と言われるまで改善した。対立が続く日韓関係では、歴史問題に関する一層の激化を避けたい実情もある。

 一二年十二月の第二次政権発足後、一七年四月の春季例大祭に合わせて高市早苗総務相(当時)が参拝したのを最後に、終戦の日と春季、秋季例大祭期間中の閣僚による参拝はゼロが続いている。首相は在任中、一三年十二月に一度、靖国神社を参った。

 靖国神社は今年で創立百五十年。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)は十五日、自民党や日本維新の会など五十二人の国会議員が集団で参拝したと発表した。自民党の萩生田光一幹事長代行、小泉進次郎衆院議員らも個別に参った。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報