東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

日米、北ミサイルで溝 韓国との3国連携揺らぐ

 安倍晋三首相とトランプ米大統領の二十五日の会談で、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射を巡る溝が表面化した。首相は発射を批判したが、トランプ氏は問題視しなかった。両首脳は北朝鮮の核・ミサイル問題に日米韓三カ国で対応することを確認したが、連携の足元は揺らいでいる。 (後藤孝好、ビアリッツ・沢田千秋)

 トランプ氏は会談で、北朝鮮のミサイル発射に関し「(米朝首脳間の)合意違反ではない」と語った。首相は国連安全保障理事会決議違反との認識を示した上で「常にトランプ氏とは連携している」と日米の違いを取り繕った。「いまだかつてないほど日米の絆は強い」とも強調した。

 トランプ氏は金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との対話継続を優先し、米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)でなければ発射を容認。

 一方、首相は北朝鮮が日本に届く短距離ミサイルの発射を繰り返して能力を向上させていることを深刻な脅威とみている。

 日米の溝だけでなく、韓国との距離も目立つ。韓国軍はこの日、島根県・竹島の防衛を目的にした訓練を実施した。韓国政府は二十三日には日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)破棄を通告。日米両国は厳しく批判している。

 これに対し、北朝鮮は日米間の溝、日韓関係の悪化を見透かし、日米韓にくさびを打ち込むような対応を続けている。

 日米首脳会談の前日には短距離弾道ミサイルを日本海に発射。七月二十五日以降、ミサイル発射は七回目となった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報