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【政治】

<国会バリアフリー>重度障害者も憲法の権利保障を れいわ・木村議員一問一答

インタビューに答える木村英子参院議員=29日、東京・永田町の参院議員会館で

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 参院選で初当選した重度障害者の木村英子氏=れいわ新選組=は二十九日、本紙のインタビューに応じた。主な内容は次の通り。 (横山大輔、北條香子、大野暢子)

 −議員活動で力を入れたいことは。

 「重度障害者が生きやすい社会を目指し、障害者政策を中心に取り組みたい。訪問介護の充実と、障害者差別解消法に定める『合理的配慮』への理解を広めたい。議員になって直面したのが、重度訪問介護が議員活動に使えない問題。障害者の通勤、通学時の介助が保障されていない現実がある」

 −憲法九条についての考えは。

 「戦争や災害時には、人の手を借りる障害者が一番に犠牲になる。重度障害者としては、九条の改憲がまた戦争を生み出すのではという恐怖がある。平和を維持するには、一人一人が平和を願い、憲法を守ることが必要だ。国民の十分な議論を尽くさない限り、改憲に反対だ」

 −生存権を定めた二五条についてはどうか。

 「『健康で文化的な最低限度の生活を営む権利』は、実態として重度障害者には十分保障されているとはいえない。自分の意志で選択した人生を営むにはバリアー(障壁)が多い。どんな重い障害があっても、地域で当たり前に生きていけるように、憲法が掲げる権利の保障に取り組みたい」

 −十月に消費税増税が予定されている。

 「就労で収入を得ている障害者は少ない。家族に障害者がいて就労しにくい家族もいる。消費税増税は生活に直結する。消費税はない方がいい」

 −十九歳で自立生活を始めた。

 「介護制度は今ほど充実しておらず、ご飯を食べるため、介助する誰かを探さなければいけなかった。大学でビラを配り、トイレや買い物、食事を手伝ってくれるボランティアを探した。千枚配っても一人来るか来ないかだった」

 −結婚、出産もした。

 「子育てはすごく大変だった。息子を膝に乗せて母乳を与える時も『息子をここに寝かせて』と夫や介助者に頼み、クッションを使って息子を支えた。子育て中の私たちに、周りはあまり近寄ってこなかった。障害者が目の前で困っていても、どうしたらいいか悩むのだろう。障害者と健常者は同じ社会に生きているとは言えず、壁があると感じた」

 −そういう社会を変えたいと訴えてきた。

 「今まで一人一人をサポートし、何人もの障害者を地域に送り出してきた。これからは国会議員として国の制度に携わる。より大きな規模で、障害者の現状を変えたいと覚悟を決めた」

<きむら・えいこ> 横浜市生まれ。生後8カ月の時に玄関から落ち、重度障害になった。養護学校を卒業後、19歳から東京都国立市で一人暮らしを始めた。1994年、障害者の自立を支援する「自立ステーションつばさ」(多摩市)を設立。現在は事務局長。

 

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