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【政治】

派閥推薦で初入閣組 疑惑?資質不安?

記者会見する武田良太国家公安委員長兼防災相(上)と竹本直一科技相(下)=11日、首相官邸で

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 十一日発足の第四次安倍再改造内閣で、自民党の派閥推薦で初入閣した閣僚のうち、二氏について十三日、早くもスキャンダルや担当分野での資質を不安視される指摘が相次いだ。再改造内閣には、野党が問題視する新閣僚がほかにもおり、十月に召集される臨時国会で徹底追及する構えだ。 (木谷孝洋)

 武田良太国家公安委員長は、元暴力団関係者から献金として政治資金パーティーの代金が支払われたと週刊朝日電子版で報じられた。警察庁を所管する武田氏は十三日の記者会見で「個別の報道には答えを差し控えたいが、政治資金は法令に基づき適切に処理されている」と説明した。

 同電子版は、竹本直一科学技術担当相が元暴力団幹部と一緒に撮影した写真が会員制交流サイト(SNS)に掲載されていたとも報道。竹本氏は会見で「名前も知らないし、初めて会った人」と関係を否定した。

 竹本氏については、IT行政担当なのに自身の公式ホームページが閲覧できなくなっていることも明らかに。「管理している会社からロックがかけられた状態になっている。早く復旧してくれと言っている」と釈明に追われた。

 田中和徳復興相もかつて、暴力団の関連企業をパーティー券の販売先として自らの政治団体の政治資金収支報告書に記載。問題発覚後に「事務所のミス」として修正したことがある。

 また、萩生田光一文部科学相は学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題を巡り自身の関与を指摘した文書をまとめた因縁の文科省を率いる。官房副長官当時の二〇一六年に「官邸は絶対やると言っている」と早期設置を迫ったとされたが、萩生田氏は十一日の就任会見で「なぜこんなことに巻き込まれたのか」と関与を重ねて否定した。

 西村康稔経済再生担当相は官房副長官だった一八年、米国カジノ事業者の関係者が西村氏の政治資金パーティー券を購入したと週刊誌が報道。国会で事実関係を大筋で認めたが「法令に従い適正に処理した」と答弁し、同年七月に成立したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案との関連はないとした。

 こうした新閣僚に対し、野党は「国会での論戦を強めていきたい」(国民民主党の玉木雄一郎代表)と臨時国会での追及に手ぐすね引く。

 自民党幹部は「(野党に)たたかれても最後まで生き延びられるかだ」と早くも危機感を募らせる。

 

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