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【政治】

地元ダム建設「誰かが犠牲に」 北村創生相、住民反発も

 北村誠吾地方創生担当相は十四日、長崎県佐世保市で記者会見し、一部住民が反対している同県川棚町の石木ダム建設計画について、生活の維持のためには住民の犠牲はやむを得ないとの認識を示した。「誰かが犠牲(になり)、協力して役に立つことで世の中は成り立っている」と発言した。

 ダムは一九六二年に北村氏の地元佐世保市の水不足解消や、川棚町の治水を理由に県などが計画。予定地の土地明け渡し期限が十一月に迫っており、反対派住民の反発が強まるのは必至だ。

 会見で北村氏は、ダム建設で景観が変わるとの指摘について「原風景への思いは人それぞれに価値観の違いがある。誰もが共通に思うものだと言えるかどうか」と疑問を呈し、「人がそれぞれの立場と生き方の中で、自分自身の何かを犠牲にして生きていると思う」と持論を述べた。

 佐世保市民として渇水に苦しんだ経験からダムの必要性を強調し、反対派住民が納得できるまで議論を尽くす必要があるとも指摘した。

 今年五月、県収用委員会が反対地権者に土地明け渡しを命じる裁決を出し、十一月十八日までに立ち退かなければ行政代執行が可能となるが、水没予定地には現在十三世帯が暮らしており、反対派住民らの座り込み活動が続いている。

 

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