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【政治】

「桜を見る会」予算、開き直り? 本年度の3倍超、5700万円

「桜を見る会」で記念写真に納まる安倍首相(中央)ら=4月13日、東京・新宿御苑で

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 内閣府は二〇二〇年度予算の概算要求に、首相が各界の著名人らを招き東京・新宿御苑で四月に開いている「桜を見る会」の関連経費として、本年度予算の三倍超の五千七百二十九万円を盛り込んだ。安倍政権下で参加者が増え、費用が膨らむ一方の実態に予算を合わせる判断には、野党から「開き直りだ」と批判の声が上がっている。

 内閣府の担当者は本紙の取材に「来年度の開催方針は未定だが、国会の議論を受け、過去の実態に合わせた予算を計上した」と答えた。招待者数は一万四千人、同伴者を含む参加者は一万六千人と想定した。

 共産党の宮本徹氏が今年五月、支出が予算の三倍であることを衆院決算行政監視委員会で取り上げた。

 会の予算は一四年度以降、千七百六十七万円に固定されていた。一方で支出は一四年度の三千五万円から年々増加。本年度は五千五百十九万円だった。不足分は内閣府の別の予算で賄っている。例年、招待者数の目安を一万人としているのに対し、今年は一万五千四百人を招待し、一万八千二百人が参加した。

 宮本氏が今月二十一日にツイッターで概算要求を取り上げたところ、リツイート(転載)は一万件を超えた。宮本氏は本紙の取材に「目安の一万人を超え、政府が政権浮揚のために大手を振って、芸能人や政権に近い人を招待している」と憤った。

 立憲民主党の初鹿明博氏も五月の衆院内閣委員会で問題を追及。参加者一人当たりの単価が七年間で一・四倍になったと指摘した。今回の概算要求には「規模の縮小を考えていくべきなのに、開き直りすぎだ」と批判した。 (北條香子)

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