東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

被爆者と対話「声を届ける」 ムクウェゲ氏、広島へ

広島市の原爆資料館を見学するムクウェゲ氏(左)=5日午後(代表撮影)

写真

 紛争が続くコンゴ(旧ザイール)で性暴力被害者の治療を続け、昨年ノーベル平和賞を受賞した産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏が五日、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。被爆から復興した広島の姿に「悪を過去のものにし、未来に向かう力を見た」と語った。

 ムクウェゲ氏は性暴力の撲滅や女性の権利保護を訴える活動の一環で来日。「復興を成し遂げた広島から学びたい」と訪問を希望していた。

 献花に先立ち、被爆者の笠岡貞江さん(87)=広島市=と原爆資料館内のホールで面会し、原爆で両親や友人を亡くした体験に耳を傾けた。「核兵器がなくなるよう多くの人に声を上げてほしい」という笠岡さんの訴えに「あなたの声を届ける大使になる」と応じた。

 献花後は広島市の松井一実(かずみ)市長と懇談。広島に落とされた原爆にコンゴ産のウランが使用されたことが話題に上がった。コンゴではウランを含む鉱物資源が不法採掘されており「核兵器に使われる可能性があり、共に立ち上がる必要がある」と述べ、コンゴ国内の都市に平和首長会議への参加を呼び掛けると約束した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報