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【政治】

豚コレラ ワクチン月内にも接種へ

 農林水産省は十日、豚コレラ対策の有識者会議を開き、豚へのワクチン接種の前提となる防疫指針の改定案を了承した。近く農相による正式改定を経て、岐阜県や長野県など農水省が選定する「接種推奨地域」の十県の知事判断で実施できるようになる。接種に向けた一連の手続きが大きく前進したことで、早い県では十月中にも接種が始まる見通しとなった。

 一方、豚コレラとは別の家畜伝染病でアジアでの感染が拡大しているアフリカ豚コレラについて、国内にウイルスが侵入した際に迅速に対応できるよう、都道府県の検査体制を強化することも決めた。これまで感染が疑われるケースが発生した場合、国の研究所でしか検査できなかったが、都道府県でも国の検査前に実施できるようにした。

 豚コレラのワクチン接種推奨地域は飼育豚や野生イノシシでの感染が確認されている群馬、埼玉、富山、石川、福井、長野、岐阜、愛知、三重、滋賀の十県とする。この日の会合で、今月四日に野生イノシシでの感染が確認された群馬県を新たに加えた。各県の知事は具体的な接種地域の範囲や必要となるワクチン数量などを盛り込んだプログラムを作成し、農水省の確認を受けた上で、接種実施を最終判断する。

 ワクチン接種に伴う流通制限では、生きた豚や受精卵などは接種地域外への出荷を禁止するが、精肉や加工品は制限せずに流通を容認する。域内に食肉処理場がない場合は生きた豚も出荷を認める。

 

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