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【政治】

核「子ども 老人 女性 無差別に殺す」 サーローさん 都内で講演

講演会で自らの被爆体験を証言するサーロー節子さん=27日午後、東京都渋谷区で

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 二〇一七年のノーベル平和賞授賞式で被爆者として初めて演説したカナダ在住のサーロー節子さん(87)が、東京都内で講演し、核兵器は「子どもも老人も女性も、武装していない人たちも無差別に殺す」として、改めて廃絶を訴えた。

 講演会は絵本の専門店「クレヨンハウス」(東京)が主催。サーローさんは十三歳の時に広島市で被爆した体験を証言した。建物の下敷きとなり「光へ向かって、はって出ろ」という声に突き動かされて脱出したが、親族九人が犠牲になった。「姉と四歳のおいは焼けただれた肉という形で命を失った。あんなことが二度と人間に起きてはいけない」と力を込めた。

 「核兵器がどういうことを人間にもたらすか、自分の目で見た。なかったことにはできない」と強調。一七年にノーベル平和賞を受賞した非政府組織「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が国連での採択に尽力した核兵器禁止条約に、米国の「核の傘」に依存する日本政府は参加しておらず、サーローさんは「裏切られた、見捨てられたという思いでいっぱいだ」と批判した。サーローさんは二十二日、天皇陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」にも参列した。

 

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