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【政治】

河井法相、辞任 妻の公選法違反疑惑報道 後任に森元少子化担当相

辞表提出後、取材に応じる河井法相=31日午前8時26分、首相官邸で(沢田将人撮影)

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 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は三十一日、妻の案里参院議員が七月の参院選で初当選した際、運動員に法定を超える日当を支払った公選法違反疑惑などが週刊文春で報じられたことを受け、安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。二十五日に同じく公選法違反疑惑で辞任した菅原一秀・前経済産業相に続く二週連続の閣僚辞任は、政権にとって大きな打撃となる。第二次安倍政権以降、辞任した閣僚は十人目。首相は後任に自民党参院議員の森雅子元少子化担当相(55)を起用。皇居での認証式を経て就任した。 (木谷孝洋)

 首相は官邸で記者団に「任命したのは私だ。こうした結果となり責任を痛感している。国民におわびする」と陳謝。相次ぐ閣僚辞任については「厳しい批判は真摯(しんし)に受け止めなければならない。内閣として、首相として、より一層身を引き締めて行政の責任を果たしたい」と述べた。

 河井氏は辞任の理由について、週刊文春の報道を挙げて「法務行政への国民の信頼が損なわれてしまってはならないと考えた」と記者団に説明。疑惑については「選挙事務所の事務のことは承知していないが、しっかりと調査をして説明責任を果たしたい」と述べた。

 三十一日発売の週刊文春によると、案里氏の選挙事務所が参院選で運動員十三人に対し、日当として法定上限一万五千円の二倍の三万円を支払った疑いがある。事実なら公選法が禁じる運動員買収に当たる可能性がある。河井氏自身も、事務所が有権者にジャガイモなどの贈答品を配った疑惑があると報じられた。

 野党は、河井氏が国会で説明責任を果たさずに辞任したことに反発。立憲民主党の安住淳国対委員長は三十一日午前、国会内で自民党の森山裕国対委員長と会い、同日の国会審議に応じない方針を伝達。衆院本会議や参院の全委員会は開催が見送られた。

 九月発足の第四次安倍再改造内閣では、公設秘書が地元の支援者の通夜で香典を渡すなど公選法違反の疑いで、菅原氏が二十五日に辞任したばかり。

◇法務

森雅子(もりまさこ)55

少子化担当相・参院環境委員長・弁護士▽東北大(参)(3)福島 細田派

(氏名(敬称略)、年齢、自=自民党、経歴、当選回数、選挙区、派閥)

 

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