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【政治】

河井法相、選挙違反疑惑引責 2週連続で閣僚辞任

辞表提出後、取材に応じる河井克行氏=31日、首相官邸で(沢田将人撮影)

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 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は三十一日、七月の参院選で初当選した妻の案里氏=広島選挙区=の陣営が、法定を超える報酬を運動員に支払った公職選挙法違反疑惑などが週刊文春で報じられた責任を取り、辞任した。事実上の更迭で二十五日には菅原一秀・前経済産業相も公選法違反疑惑で辞任したばかり。九月の内閣改造から一カ月半での二週連続の閣僚辞任は、政権への大きな打撃となる。

 後任には自民党参院議員の森雅子元少子化担当相(55)が皇居での認証式を経て就任した。安倍晋三首相は官邸で記者団に「責任を痛感している。国民に深く心からおわびする」と陳謝した。第二次安倍内閣以降、閣僚の辞任は十人目。

 三十一日発売の週刊文春によると、案里氏の陣営は参院選で「うぐいす嬢」と呼ばれる車上運動員十三人に対し、日当の法定上限である一人当たり一万五千円の倍の三万円を、報酬や人件費の名目で支払った。事実なら公選法が禁じる運動員買収に当たる可能性がある。河井氏自身も、事務所が有権者にジャガイモなどの贈答品を配った疑惑があると報じられた。

 河井氏は辞任の理由を「疑義が生じたこと自体、法の番人として国民の信頼に堪えうるものではない」と記者団に説明。疑惑については「私も妻も全くあずかり知らない」と否定した。案里氏は「記事内容を確認し、事実関係の把握に努め、説明責任を果たしたい」とのコメントを発表した。

 野党は、河井氏が国会で説明責任を果たしていないと反発し、首相の任命責任を追及する構え。三十一日に予定された衆院の本会議や憲法審査会、参院の各委員会は開催が見送られた。

 自民党の森山裕国対委員長は、立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、十一月十一、十二両日に衆参両院で首相が出席する予算委員会の集中審議開催を条件に国会審議の正常化を求めた。安住氏は来週の開催を求め、協議はまとまらなかった。 (上野実輝彦)

【法務】森雅子(もり・まさこ)55 自

 少子化担当相・参院環境委員長・弁護士▽東北大(参)(3)福島 細田派

 氏名(敬称略)、年齢、自=自民党、経歴、当選回数、選挙区、派閥

 

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