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【政治】

桜を見る会 警備不備 反社会勢力出席か 菅氏認める

 菅義偉官房長官は二十二日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」について、反社会的な勢力が出席していた可能性があるとして、警備体制の不備を認めた。招待客名簿を取りまとめる内閣府・内閣官房が、名簿情報を警備当局と共有していなかったことも判明。政府は会の開催費増加の理由に警備強化を挙げたが、実際は多くの要人が招かれる会の警備は手薄だったことになる。

 菅氏は会見で、桜を見る会に反社会的な勢力が出席し、テロ対策が不十分だったのではないかとの質問に対し「結果として、そういう方が入っていたということは、そう言われてもやむを得ない」と話した。

 会の警備を巡っては、野党の合同会合で二十二日、内閣官房の中井亨内閣参事官が、招待客名簿について「個人情報なので部外に渡さない」と述べ、警備当局への提供を否定した。国民民主党の原口一博国対委員長は「皇室や各国の大使もお見えになる。警察庁を通して人的なスクリーニング(ふるい分け)をしないのは危険だ」と批判した。

 二十一日の参院内閣委員会では、立憲民主党の杉尾秀哉氏がインターネット上の画像を基に、菅氏に対して「入れ墨姿で写真に納まるようなグループの一人が菅長官と写真を撮っている」と指摘。菅氏は「会場では多くの方と写真撮影する。指摘の人物と面識はない」とした上で、「本人確認やセキュリティーの向上について、今後の見直しの中で対応したい」と述べた。

 二〇一四年には約三千万円だった会の開催費用は年々拡大し、今年は約五千五百万円となった。この理由について、政府は飲食費の増加のほか、金属探知機の設置といったテロ対策の強化も挙げている。

 しかし、これまでの野党会合では、会の入場時に招待状を持参した人の本人確認や、同伴者の身元確認をしていないことも明らかになっていた。

 今年の参加者は、同伴者を含めて約一万八千人だった。 (妹尾聡太)

 

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