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【政治】

北海道、IR誘致見送りへ 苫小牧市 周辺環境へ影響懸念

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、北海道は誘致申請を見送る方向で調整に入った。政府関係者が二十八日、明らかにした。自然環境への影響や道議会で過半数を占める自民党会派に慎重意見があるのを踏まえたとみられる。

 二十九日に道議会の一般質問が始まり、道関係者によると鈴木直道知事が同日に表明する見通し。鈴木知事は二十八日午前、道庁で取材に「まだ結論は出していない。しっかり考えて答えを出したい」と述べた。

 道は新千歳空港に近い苫小牧市を優先候補地として誘致を検討。地域説明会や道民の意向調査を実施してきた。四月に就任した鈴木知事はこれまで「プラスマイナス両面を勘案し年内に判断する」としていた。

 IRを巡っては、横浜市、大阪府・市、和歌山県、長崎県が既に誘致を正式に表明。北海道、東京都、千葉市、名古屋市の四自治体も国に「申請予定または検討中」と回答している。立地区域は最大三カ所で、国は今月十九日にIRの認定申請期間を二〇二一年一月四日〜七月三十日とする日程案を公表していた。

 苫小牧市の候補地は、ハクチョウなど渡り鳥の中継地として有名でラムサール条約に登録されているウトナイ湖が近くにあり、周辺環境への影響が懸念されていた。道は環境影響評価(アセスメント)の実施に通常は三年程度かかるとしており、国への申請期間を「極めてタイトなスケジュール」としていた。

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