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【政治】

首相ら推薦枠で招待 桜を見る会にジャパンライフ元会長

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡り、預託商法などを展開して破綻した「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長が二〇一五年に招待されたのは、首相らの推薦枠だったことが二十九日、明らかになった。共産党が入手した推薦者の区分番号の分類を示す文書について、内閣府が内部資料と認めた。菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で、招待の事実について、招待客名簿が廃棄されているため「番号に関する情報を保有していない」として、明言を避けた。 (井上峻輔)

 資料には、区分番号「60〜63」は「首相・(官房)長官等推薦者」を指すと明記されていた。元会長宛ての招待状に同封された受付票には「60」が割り振られていたため、野党は首相の推薦枠でマルチ商法の元経営者が招待されていた可能性が高いと追及していた。

 内閣府の大塚幸寛官房長は二十九日の参院行政監視委員会理事懇談会で、共産党が入手した文書について「内閣府の提出した資料であり、招待区分は招待状の発送を効率的に行うために付している」と説明。一方で個別の区分番号に関する説明はしなかった。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「書いてあることは事実だと認識している」と指摘。立民など野党でつくる桜を見る会追及本部は、「60」の区分番号が誰の推薦を示すのか明らかにするよう、政府側にあらためて求めた。

 ジャパンライフは一四年以降、消費者庁から相次いで行政指導や行政処分を受け、一七年にマルチ商法の認定を受けた。

 文書を巡っては、野党側が詳しい説明を求め、二十九日午前の国会審議に応じなかった。内閣府が資料の存在を認めたことで、同日午後に国会が正常化した。

 

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