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【政治】

「訪中議員は台湾の倍以上で」 中国が自公に要求 協議会中止

 自民党の二階俊博幹事長が中国を訪れ習近平(しゅうきんぺい)国家主席との会談を調整していた十一月の日中与党交流協議会を巡り、中国共産党が台湾を訪問した日本の議員団の二倍に当たる四十人超の参加を自民、公明両党に要求していたことが分かった。国会開会中だったため対応が難しく、協議会は事実上中止になった。開催の見通しは立っていない。複数の日中関係筋が十四日、明らかにした。

 来年一月の台湾総統選で独立志向の与党が大きくリードする現状への中国側のいら立ちが背景にありそうだ。自民党を代表する親中派・二階氏の訪中が中止になっただけに、安倍晋三首相が「完全に正常な軌道に戻った」とアピールしている日中関係の脆弱(ぜいじゃく)さが改めて浮き彫りになった。

 日中与党交流協議会は十一月初旬に甘粛(かんしゅく)省敦煌(とんこう)で行う計画だった。二階氏と習氏との上海での会談も調整。公明党の斉藤鉄夫幹事長も同行予定だった。

 中国共産党の対外交流を担う中央対外連絡部が問題視したのは、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(古屋圭司会長)メンバー十九人による十月上旬の台湾訪問。「中華民国建国百八年」を記念する双十節(建国記念日)祝賀式典に出席したことを批判し「中国を訪問する議員数は台湾の倍以上でなければならない」と迫ったという。中国側が対外的なメンツを優先させたとみられる。

 日本は臨時国会開会中で、参加できる議員は三十三人にとどまった。それ以上の参加には応じられないと中国側に伝達したが、双方は折り合わなかった。日本側は「訪中を延期」と発表。理由は明らかにしていない。

 

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