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【政治】

首相・与党枠で膨張 「桜」招待客内訳新資料 5年で2000人増の大半

 内閣府は二十一日、首相主催の「桜を見る会」を巡り、二〇一九年まで過去六年分の招待客数の内訳を一覧表にした新資料を、与野党に示した。表によると、最近の五年間で最大約二千人増えた招待客数の大半は安倍晋三首相や与党による推薦者で占められ、「政治枠」の膨張が全体の招待客数を押し上げた実態が裏付けられた。安倍晋三首相の施政方針演説に対する二十二日からの代表質問で、野党は問題判明が相次ぐ桜を見る会について追及を強める。(妹尾聡太、横山大輔) =首相の「沈黙」追及へ<2>軽い処分で口重く?<24>面

 資料によると、全招待客数は最も多かった一八年が一万五千九百十人で、一五年の一万三千六百九十七人から二千人以上増えた。「各界功績者(総理大臣等)」と分類された政治推薦枠も、一五年の七千三百八十五人から一八年には九千四百九十四人に約二千人増え、相関性が浮き彫りとなった。

 一九年の招待客数は一万五千四百二十人で、政治推薦枠は八千八百九十四人。一五年から約千七百人増えた招待客のうち、約千五百人を政治推薦者が占めた。

 一九年の招待客について、菅義偉(すがよしひで)官房長官はこれまで約一万五千人の推薦者のうち、首相は約千人、官房長官ら約千人、自民党関係者約六千人と説明。合計は「総理大臣等」に分類された人数に近い。一四年分は総理大臣等の分類がなく、直接比較できなかった。

 このほか、内閣府はこれまで廃棄したと説明していた一一〜一三年の桜を見る会に関する文書ファイルが総務課内で見つかったことも与野党に明らかにした。内容は開催要領や業者との契約に関する決裁文書などで、招待客名簿は含まれていないと説明した。

◆国交省も管理簿不記載

 国土交通省は二十一日の「桜を見る会」野党追及本部で、内閣府に提出した二〇一〇〜一五年の推薦者名簿について、公文書管理法で義務付けられた「行政文書ファイル管理簿」への記載をしていなかったことを明らかにした。国交省は推薦者名簿の保存期間を十年と定めているため、名簿自体は残っている。

 野党は同省以外にも不記載の可能性があるとして、全府省の実態を確認する考え。内閣府では招待客名簿の過去の不記載が判明。政府は違法性を認め、歴代人事課長五人を厳重注意処分とした。

 

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