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【政治】

衆参代表質問終了 「桜」かわし続けた首相、IR推進も変えず

参院本会議で代表質問に答弁する安倍首相=24日午後、国会で

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 安倍晋三首相の施政方針に対する衆参両院の各党代表質問が二十四日、終わった。首相は三日間の質疑で、自身が主催した「桜を見る会」に関し、野党の質問に正面から答えず、追及をかわし続けた。首相の姿勢に変化があったのは、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備で、事業者との癒着を防止する新たな対策の検討を余儀なくされたことくらいだ。安倍政権が抱える疑惑の解明は、週明けの衆参予算委員会の論戦に持ち越された。(中根政人、横山大輔)

 首相は二十四日の参院代表質問で、桜を見る会の招待客が年々増え、開催費用が膨らんだことに関し「結果的には望ましいものではなかった」と釈明。「これまでの運用を大いに反省すべきだ」と見直しに取り組む方針を示した。だが、言葉に行動は伴わない。

 会前夜の地元後援会との懇親会を巡っては、明細書は会場のホテルが公開を前提としていないとして提示を拒んだ。招待客名簿に関し「残っている可能性が濃厚」(立憲民主党の枝野幸男代表)との指摘を受けても再調査しないと言明。名簿の電子データ廃棄の証拠となる履歴(ログ)も「セキュリティー上の問題」を理由に公開を拒否した。

 IR整備に関しても、国民民主党の玉木雄一郎代表の凍結要求を突っぱね、推進の方針を変えなかった。ただ、汚職事件への批判を踏まえ、不正防止策として政府側と事業者の接触を制限するルールを検討すると説明。大臣規範や現行法の規定で対処するとした当初の政府方針を修正した。

 公選法違反疑惑による河井克行前法相、菅原一秀前経済産業相の辞任に関しては「任命した者として責任を痛感している」と繰り返した。説明責任のあり方については「(河井、菅原両氏が)可能な限り説明を尽くしていくと考えている」と本人に対応を委ねた。

 海上自衛隊の中東派遣を巡っては「自衛隊が何らかの武力紛争に巻き込まれる危険があるとは考えていない」と断言。米国とイランが一触即発になったばかりなのに、そう言い切れる根拠は明らかにしなかった。

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