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【政治】

<点検「桜を見る会」>公文書管理 民主や事務方に責任転嫁

 「桜を見る会」の招待客名簿に関しては、第二次安倍政権が発足した後の二〇一三〜一七年の名簿の存在を管理簿に記載していなかったことや、廃棄の際に首相の事前同意を得ていなかったことが発覚した。菅義偉(すがよしひで)官房長官は一月の記者会見で、これらの文書の取り扱いが公文書管理法に違反すると認めた。

 菅氏は、民主党政権時代の一一、一二年も管理簿への記載がなかったことを指摘し、こうした文書管理が「前例として漫然と後任に引き継がれた」と強調。違法な文書管理の責任を民主党政権に転嫁するような発言もした。

 一一年は東日本大震災、一二年は北朝鮮による弾道ミサイル発射警戒を理由に会は中止された。だが、菅氏は「(中止した年も)名簿はその時点で完成版があった」と主張。あくまで問題は一一〜一七年の名簿管理だとして、責任者だった歴代の内閣府人事課長を厳重注意処分にした。

 菅氏は、記者会見で自身の責任を問われても「再び起こすことがないよう、内部で注意等を行っている」と述べ、責任は事務方にあるとの考えを示した。

 公文書管理法は、保存期間一年以上の文書について管理簿への記載や廃棄する際の首相の事前同意を義務付けている。一三〜一七年の名簿の保存期間は「一年」だった。一八、一九年の名簿に関しては、内閣府が保存期間を「一年未満」に短縮したため、管理簿への記載などの義務がなくなった。 (妹尾聡太)

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