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【政治】

IOC委員見方「五輪開催、5月までに判断」 「無観客あるかも」焦る政府・与党

 新型コロナウイルス感染拡大を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)委員が五月下旬までに東京五輪の開催可否を判断する考えを示したことに関し、政府・与党は二十六日、無観客で実施する可能性や終息宣言を出す必要性に言及するなど危機感を募らせた。

 橋本聖子五輪相は衆院予算委員会で、委員の発言について「IOCの公式見解ではない」と否定した。菅義偉(すがよしひで)官房長官も記者会見で、三月に始まる五輪の聖火リレーについて「大会組織委員会からスケジュールの変更はないと聞いている」と述べた。

 それでも、政府・与党には焦りが広がっている。自民党幹部は記者団に「最悪の場合は、観客を入れないことはあるかもしれない」と指摘。政府関係者は「開幕の二カ月前には選手が来日する」として、中止や延期を避けるためには、五月までに感染を終息させる必要があるとの認識を示す。

 コロンビアは二十八日から北九州市で予定していた五輪の卓球と体操の事前キャンプを中止した。選手に訪日への不安が高まれば、開催可否の判断に影響しかねない。海外では日本への渡航警戒レベルを引き上げる動きも相次ぐ。

 安倍晋三首相は衆院予算委で、感染拡大の五輪への影響に関して「IOCからは日本の迅速な対応に評価を得ており、予定通り開催に向けて必要な対策を講じていく」と強調。「安心、安全な大会となるよう開催の準備を着実に進めたい」と語った。 (後藤孝好)

 

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