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【政治】

<新型コロナ>「スペイン風邪」を参考 休校要請 首相、科学的根拠示さず

 安倍晋三首相は三日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由にした全国の小中学校や高校への一斉休校要請について、約百年前に世界的に流行した「スペイン風邪」での米国の対応を参考にしたと明らかにした。判断の科学的な根拠は示さなかった。自民党の二之湯智氏の質問に答えた。

 首相は、スペイン風邪が流行した一九一八年の米国の状況に関し「大きなイベントを中止して休校を行った州とそうでない州で、死者の数やピークの高さに大きな違いが出たと指摘する専門家もいる」と述べた。

 共産党の小池晃書記局長は、首相が前日の審議で専門家の意見を直接聴かずに判断したと認めたことを踏まえ、一斉休校要請の科学的根拠をただした。首相は「子どもたちの中にも感染者が発生する中で、政治的に判断した」と強調。学校再開の可否を判断する際は「専門家の話も伺わなければならない」と明言した。

 萩生田(はぎうだ)光一文部科学相は「自治体の長が、休校しなくても大丈夫な環境整備や合理的な判断ができるのであれば尊重したい」と述べ、自治体の判断による休校見送りを容認した。 (中根政人、横山大輔)

 

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