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【埼玉】

川口いじめ訴訟で市が「請求原因 整理を」 原告母「息子傷付けないで」

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 十二日にさいたま地裁で開かれた川口市立中学校の元男子生徒(15)がいじめへの対応を巡って市に損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論で、争う姿勢を示した市側は「請求原因が法的に整理されていない」として、原告側に説明を求め、回答後に事実関係を明らかにするとした。

 訴状によると、元生徒は学校や市教育委員会の一連の不適切な対応により、学校への信頼をなくして四回の不登校を繰り返し、その期間は計十一カ月弱に及んだ。卒業式にも出席できず、大きな精神的苦痛を受けたとしている。

 この日の口頭弁論で市側は、元生徒が受け取れなかった卒業証書を代理人の弁護士に手渡す提案をしたが、原告側は受け取らなかった。

 口頭弁論後、元生徒の母親は報道陣の取材に対し「あの場で卒業証書を渡そうとするなんて信じられない。これ以上、息子を傷付ける対応は避けてほしい」と憤りを見せた。母親によると、元生徒は訴訟へ向け「(市側は)うそはつかないでほしい」と話していたという。 (浅野有紀、森雅貴)

 

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