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【埼玉】

自民総裁選「一定層 首相に反発」 県内地方票、石破氏に45%

自民党総裁選の地方票の開票作業をする県連職員ら=さいたま市浦和区の自民党県連で

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 自民党総裁選で安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破って三選を果たした二十日、同党埼玉県連でも地方票が開票された。国会議員票では安倍氏が圧倒したものの、地方票で石破氏が善戦した今回の総裁選。県内の地方票でも石破氏が45%ほどの票を集めており、県連幹部は「安倍首相への反発票が一定層あった」と分析する。 (井上峻輔)

 「埼玉は縮図だな」。テレビで開票結果が流れた瞬間、県連の鈴木聖二幹事長はつぶやいた。

 全体では、安倍氏は国会議員票の八割以上を得たが、地方票の得票率は55%にとどまり、45%だった石破氏と競り合った。県内でも安倍氏の一万二千百七十七票に対し、石破氏は一万二百五十七票で、得票率は全国集計とほぼ同じだった。県内投票率60・77%も全体と近く、今回の傾向を如実に現す結果となった。

 二〇一二年の前回総裁選での県内の地方票では、安倍氏は石破氏に二倍近くの差をつけられた。安倍氏は今回、七月に県連のタウンミーティングに参加して地方議員や党員と触れ合うなど、地方票を意識した動きを重ねてきた。

 告示前には自民党県議団が、所属する全五十一県議が署名した推薦状を安倍氏陣営に提出。一二年の前回時はなかったことだ。小島信昭団長は「今までの経済、外交、内政での功績を十二分に評価している。憲法改正にも積極的に取り組んでほしい」と期待する。

 それでも、地方票の結果は僅差だった。鈴木幹事長は「自民党支持者でも安倍さん嫌いはいる。反発票が一定層あったということだろう。国会議員票だけで決まりそうなことへの反発もあったのでは」とみる。ただ、大差をつけられた前回と比べ「モリカケ問題などでマイナス面をさらけ出しても、それを上回る実績があった」と述べた。

 新藤義孝県連会長は「終わればまた同志として一致結束し、皆で頑張るのが自民党の伝統。国内外の課題解決へ、安倍総裁が選挙戦で訴えた数々の政策を力強くスピーディーに実行します」とコメントしている。

     ◇

 自民党総裁選で安倍首相が三選したことを受け、上田清司知事は「安倍総理には、これまで以上に地方や現場の声を生かし、思い切った日本のかじ取りをお願いしたい」とのコメントを発表した。

 

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