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【埼玉】

田の沢屋台、次代に組み立ての技 講習会に20人

伝統の屋台の組み立て方を学ぶ地域の男性たち=秩父市で

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 秩父市下影森の八幡町内で二十二日、「下影森 田の沢屋台」(市指定有形民俗文化財)の組み立て方を学ぶ講習会があった。伝統の屋台文化を再興しようと、同町会や近隣の住民など約二十人が建築技法を学んだ。

 田の沢屋台は江戸時代中期の寛政八(一七九六)年に建造。秩父地方の屋台の中でも緻密で立体的な彫刻飾りが特徴とされる。毎年七月下旬に開かれる八坂神社の祭礼で引き回されていたが、担い手不足のため二〇〇九年ごろを最後に中断されている。

 この日の講習会では棟梁(とうりょう)の中村豊吉さん(71)が、四十〜五十代を中心とした地域の男性に組み立ての手順を教えた。手順を写真撮影し正確に技術を吸収しようとする若手の姿も見られた。

 町会長の原嶋勝巳さん(79)は「うちの町会だけでは屋台の維持が難しいので、近くの住民にも協力をお願いした。必要な修繕をし、数年後をめどに引き回しができれば」と話した。

 講習会は二十三日も午前九時から八幡町内で開かれる。 (出来田敬司)

 

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