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【埼玉】

「保護者意向で非公表」 川口市立中3自殺未遂3回 第三者委設置で市教委

 川口市の市立中学校三年の男子生徒(15)が、入学当初からのいじめを苦に三度の自殺未遂を図っていた問題で、市教育委員会は三十日、昨年十一月に設置したとしながら、公表していなかった第三者委員会について「開かれているのは確か。『大ごとにしたくない』との保護者の意向をくんで、公表していなかった」と説明した。

 市の定例会見で、市教委の山田浩一学校教育部長や岩田直代指導課長、三浦伸之教育研究所副所長が明らかにした。

 男子生徒の母親(43)が「設置されたことも聞いていない」と訴えていることについては「『調査委員会をさせていただく』とは伝えたが、法に基づく第三者委という言葉は使わなかったかもしれない」と釈明。「これから連絡をとって、説明したい」とした。

 市教委によると、第三者委は男子生徒が三度目の自殺未遂を図った後の昨年十一月二日にいじめ防止対策推進法に基づいて設置。同月中に三回開催したが、中断し、今年八月に再開したという。

 委員は三人で、学識経験者、医師、弁護士だと明かしたが、氏名は公表していない。委員たちが、名前を出すことで調査に支障を来すことを危惧して「今の段階では出さないでほしい」と要望しているという。

 市教委は、ホームページで公開している会議録で、同法に基づく別の二件の第三者委については設置したことや、委員の氏名、肩書を公表している。 (森雅貴、杉本慶一)

 

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