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【埼玉】

オウムガイの化石発見! 小鹿野町地域振興協会・北敏行さん

オウムガイの化石と、発見した北さん=小鹿野町で

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 化石探索による地域活性化に取り組む小鹿野町地域振興協会は七日、町内の山間地で、軟体動物の一種「オウムガイ」の化石を発見したと発表した。見つかった地層は約一億年前の前期白亜紀と推定されるという。国内でのオウムガイの化石の発見例は北海道や岩手県などで数例あるが、今回の発見で国内に広く分布していた可能性が出てきた。(出来田敬司)

 協会によると、見つかったのは、オウムガイそのものではなく、地層に付いた痕跡から存在していたことを示す「雌型(めがた)」の化石。殻の模様を示す複数の筋が付いていて、オウムガイの大きさは最大径二十センチ、幅十一センチと推定される。

 発見したのは、会長の北敏行さん(48)=小鹿野町河原沢。四月二十二日、化石調査のため、一人で山に入ったところ、崖地で古生物の化石を見つけた。県立自然の博物館(長瀞町)に照会し、オウムガイと判明した。化石は博物館に寄贈した。

 北さんは、十数年前にも近くの山中で長男の大輝(ひろき)さん(23)と共に化石を見つけ、同博物館に寄贈していた。この化石は当初アンモナイトとされていたが、今回の発見を受けて改めて調べたところ、オウムガイだったことが分かったという。

 協会の会見に同席した群馬県立自然史博物館の長谷川善和名誉館長は「オウムガイは、似通った環境で生息したアンモナイトと違い、発見例が少なく、研究が進んでいない。この地で見つかったのは、今後の研究の上で重要だ」と述べた。

 北さんは「現場ですぐに化石だと分かった。大きな発見と分かり、びっくりしている」と話していた。

 

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