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【埼玉】

大型ドローンが狭山茶の畑を管理 入間で生産農家など実験

茶畑に肥料に見立てた水を散布する産業用の大型ドローン=入間市で

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 狭山茶の最大産地である入間市で、大型ドローンを使い、肥料や農薬に見立てた水を散布する茶畑管理の実証実験が行われた。市内で計三・三ヘクタールの茶畑を管理する増岡伸一さん(66)と、ドローンを活用した空撮などを手掛ける「アルサ埼玉」(同市)が共同実施した。

 増岡さんの茶畑で、アルサ所有で八枚のプロペラを持つ産業用ドローン一機が二〜三メートルの高さまで舞い上がり、十リットルタンクから水を噴霧。ドローンのプロペラが吹き下ろす風で噴霧した液体が地面から舞い上がり、葉の裏側まで付着する効用も確認した。

 増岡さんによると、入間市内では高齢化や後継者不足で廃業したり、事業を縮小したりする生産農家が少なくない。彼らの農地を引き受けた農家の負担も増していて、対策としてドローンによる空中散布に期待がかかる。飛行ルートをプログラミングすれば、害虫などが確認された茶畑の特定部分だけの散布も可能だという。

 増岡さんは「東北地方の稲作農家で実施例があると聞くが、お茶の生産農家では画期的な試みではないか。農地管理の新しい形として発信していければ」と話している。(加藤木信夫)

 

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