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【埼玉】

<回顧’18>オスプレイの飛来 日常化 地元住民に懸念

入間市の上空に飛来したオスプレイ

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 入間市の茶畑でドローンによる水分散布の取材をしていた十一月、腹の底に響く重低音に驚いた。見上げると、米軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが飛来していた。

 入間市周辺は、オスプレイ五機が十月に正式配備された米軍横田基地(東京都福生市など)滑走路の延長線上。生産農家の男性は「あの爆音を聞くと、頭が重くなる。このまま飛来が日常化してしまうのか」と心配そうにつぶやいた。

 七月二日には、米軍所沢通信基地で県内で初めてオスプレイの離着陸が確認された。米軍から事前説明はなく、離着陸後に説明を求めた所沢市などには「今後も飛来させる可能性がある」と回答した。

 所沢市では、十四の市民団体が「オスプレイから市民のいのちを守る所沢連絡会」を結成。十一月までに、通信基地周辺のほぼ全戸にオスプレイの危険性などを指摘するチラシ二万四千枚を配った。「市民全体の問題だと認識してもらうのが最初の目的」と事務局長の杉浦洋一さんは話す。

 連絡会は、チラシの市内全戸配布を目指し「だれの空にもオスプレイいらない」と記した横断幕を携えての街宣も始めた。来年二月には、横田基地に反対する市民団体の関係者による講演会を開く。オスプレイに対する地域住民の危機意識が広がりを見せるか、注目される。 (加藤木信夫)

 

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