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【埼玉】

御歩射行事 矢3本「命中」 氏子ら「いい予感」

矢の当たり具合で農作物の豊凶などを占う御歩射

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 弓矢で的を射ってその当たり具合で、今年の吉凶や農作物の豊凶を占い、無病息災などを願う御歩射(おびしゃ)行事が七日、吉川市高富一の高富蕎高(そばたか)神社であった。二十本中、三本の矢が命中したことから、氏子らは「今年はいい予感がする」と喜んでいた。

 吉川地区は江戸時代、徳川家の直轄領で収穫した米を幕府に納めていた。より多くの米を納められることを願って御歩射行事が始まったとされ、約三百年の歴史を誇る。県の選択無形民俗文化財にも指定されている。

 あられが床に散らばる様子を稲の豊作にたとえて願う、あられまきも実施。氏子が昨年収穫した米や大豆などをいって作ったあられを真剣な様子で投げ合った。近くの育暎(いくえい)保育園の園児十四人も参加し、持ち寄ったポップコーンを元気にまいていた。

 蕎高神社氏子代表の加崎晃さん(75)は「昨年は矢が一本も当たらなかったが、今年は三本も当たり、ほっとしている。たくさんの収穫と皆が健康である年にしたい」と話していた。 (森雅貴)

豊作を願ってあられをまく氏子=いずれも吉川市の高富蕎高神社で

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