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【埼玉】

命を教える180日の生涯 食用ブタから児童学ぶ 日高市で特別授業

食用ブタの飼料や加工食品(手前)を見ながら、食育の特別授業を受ける児童たち=日高市立高麗川小で

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 生後百八十日で精肉されるという食用ブタの生涯を知り、命の大切さを学ぶ食育の特別授業が二十一日、日高市立高麗川小学校であった。授業の後、加工品のポークウインナーを試食した五年生約百六十人は「足、耳、のど、舌、心臓まで食べられるなんて」「鳴き声以外は宝物だね」と一様に驚いた様子だった。

 特別授業は、同市などでブタの飼育から精肉、ハム・ウインナーの製造販売までを手掛ける「埼玉種畜牧場・SAIBOKU」の地域貢献活動の一環。

 同社の担当者は「飼育しているブタの食事は、トウモロコシに麦に米…。意外にグルメだよ」と児童たちを笑わせ、心をほぐした。その後、ブタには疲労回復効果の高い栄養素が豊富であることや、そうした栄養を食卓まで届けるため「まだ生き永らえる命を泣く泣く、半年間でお肉にしている」と児童たちの顔を見つめながら説明し、肉を食べることへの理解を促した。

 「今まで何も考えていなかった」と、うつむいた黒沢杏樹(あんじゅ)さん(11)は「ブタさんの命に感謝を込めていただくようにします」と大きくうなずいていた。 (加藤木信夫)

 

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