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【埼玉】

夢へ一歩 難関国家資格クリア 川越工業高校・本橋里奈さん、小林真尋さん

難関の国家資格に合格した本橋さん(左)と小林さん=川越市で

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 県立川越工業高校電気科の生徒二人が、高校生では難しい国家資格を取得した。蒸気機関車(SL)の機関士を目指す三年の本橋里奈さん(18)は「ボイラー技士一級」に合格。鉄道会社への就職も内定し、夢に向けて走りだした。二年の小林真尋(まひろ)さん(17)は「電気通信設備工事担任者 総合種」に合格し、在学中にさらに難関とされる国家資格の取得を目指している。(中里宏)

 読書が好きな本橋さんは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだことでSLに興味を持った。中学時代から秩父鉄道が運行するSL列車に何度か乗るうちに「自分で運転してみたい」と思うようになった。高校一年の終わりに熱力学やボイラーの構造、法令の知識が必要なボイラー技士二級に合格。独学で勉強を続け、昨年十月に一級に合格した。

 三年の課題研究では、自作の電車を軌道で走らせる「電車班」に参加した。本橋さんは父・真一さん(50)と兄・佳樹さん(20)も川越工の出身。佳樹さんは電車班の班長を務めて鉄道会社に就職しており、兄妹そろって同じ道を進むことになった。

 本橋さんは「SLの運転士になるには一般の運転士の資格などが必要で、三十歳ぐらいまでかかる。会社に入ってからも、やらなければならないことがたくさんあります」と話す。

 小林さんは「身近な電気に興味があり、深く学んでみたい」との理由で川越工に進学。合格した資格は「普通の生徒なら試験に一問正解できるかどうか」(同校教諭)の難度だという。

 インターネットで過去問題を調べ、参考書で一問ずつ解いていく勉強を二〜三カ月続けて難関を突破。さらに「高校生での取得は県内で数人」(同)という「電気主任技術者第三種」の四科目中、二科目に合格しており、在学中に残り二科目の合格を目指す。小林さんは「今は数学に興味があり、大学で勉強したい」と話している。

 

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