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【埼玉】

参院選、4議席に6党擁立 野党間の戦い焦点

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 参院選が半年後に迫る中、埼玉選挙区の主要政党の立候補予定者が二十三日までに出そろった。自民、公明、立憲民主、国民民主、共産、日本維新の会が公認する計六人が、公選法改正で一増となった四議席を争う構図。自公は手堅く一議席ずつを確保する方針で、残り二議席を巡る野党間の戦いが焦点になりそうだ。(井上峻輔)

 「自民、立民、公明は確定している。ほかで争わないといけない」

 二十三日に県庁で開いた出馬会見で、維新の公認候補となった沢田良さん(39)=党県総支部幹事長=は語った。新たに増えた四つ目の議席を、自公と野党第一党の立民以外で取り合うとの見方だ。

 実際、改選定数三だった過去三回の選挙では、いずれも自公が計二議席を確保。残る一議席は二〇一〇、一六年は旧民主党・旧民進党が得たが、一三年は当時みんなの党だった行田邦子さん(53)=現希望の党=が勝ち取った。今回、改選を迎える行田さんは既に不出馬を表明している。

 現職の古川俊治さん(56)の三選を目指す自民は、公明の現職矢倉克夫さん(44)への推薦を決めた。公明候補への推薦は一三年から続く。定数増に伴う二人目の擁立はせず「自公で二議席」を確実にする狙いだ。

 二十一日にあった公明党県本部の賀詞交歓会では、山口那津男党代表が「埼玉選挙区は自公できちんと議席を確保する」とあいさつ。来賓として登壇した自民党県連の新藤義孝会長も「埼玉での連携は深く固いものになった」と応じた。

 旧民進から分裂した立民と国民は、それぞれ熊谷裕人さん(56)と宍戸千絵さん(41)の両新人を擁立。両党の支持母体の連合埼玉は、参院選で初めて二人の候補を推薦することになった。

 連合埼玉の新春の集いでは、立民の枝野幸男代表が「自公とその補完勢力以外で二議席とる。そのためにはどう考えてもここで一つずつとらないと」と語り、国民県連の大野元裕代表も「他県よりはとても良い状況」と良好な関係を強調した。とは言え、選挙戦ではかつての仲間も旧民進票を奪い合うライバルになる。

 一方、新人の伊藤岳さん(58)を擁立する共産は、野党間の争いに焦点が当たることに危機感を抱く。

 年明けの党県委員会決起集会では、大野辰男県委員長代理が「自公は安定で、残り二議席を立民、国民、共産で争う−。この構図に乗ってはいけない」と述べ、「自公をたたき落とす気概で戦うのが大事だ」と力を込めた。

 

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