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【埼玉】

地産サトイモで「ご当地グルメ」 杉戸農高生と料理研究家コラボ

丸系八つ頭を使った料理の開発に携わった生徒たちと完成した試作品=いずれも杉戸町で

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 県立杉戸農業高校(杉戸町)の生徒と料理研究家がコラボし、地元産のサトイモ「丸系(まるけい)八つ頭(がしら)」を使った料理を開発している。江戸時代の日光街道の宿場「杉戸宿」の面影を残す町を訪れた観光客らに食べ歩きなどで手軽に味わってもらう狙い。試作の7品が完成し、町内の飲食店関係者らにレシピを紹介して商品化を目指している。(中西公一)

 丸系八つ頭は県が開発し、町が推奨しているサトイモ。皮がむきやすく、従来の八つ頭に比べて加工しやすいとされる。町では年間約十トンを生産している。

 丸系八つ頭を材料にした料理は、町観光協会が二〇一七年二月の「杉戸宿開宿400年プロジェクト」の会議で、プロジェクト後も継続して開発することを決定。それまでのプロジェクトで、うどんやプリンなどの商品「杉戸宿新グルメ」を開発し、実績がある杉戸農高に協力を依頼した。

 今回、杉戸産丸系八つ頭で新たな「ご当地グルメ」を創作したのは、同校の食品研究同好会と食品流通科の「開発研究班」の生徒たちと、宮代町の料理研究家小松美貴子さんら約二十人。一七年十二月の収穫期の後から開発を続けた。

 今季の収穫期を迎えたのを機に同校で昨年十二月に試作品の試食会を開き、飲食店関係者や丸系八つ頭の生産者に公開した。

 披露された試作品は、それぞれ丸系八つ頭を活用したおはぎ▽大福▽のり塩チップス▽あん入りよもぎまんじゅう▽ミニコロッケ▽チーズケーキ▽カレーパンの七種類。小松さんは「ホクホクしていて普通のサトイモより、くせがなく上品な味。和菓子や洋菓子にも合い、コロッケやカレーパンのようにおかずとしてもいける」とアピールする。

 チーズケーキのレシピはクリームチーズ二百グラムをやわらかくし、砂糖やヨーグルト、牛乳、卵を混ぜ、ゆでて粗くつぶした八つ頭三百グラムを入れて焼く。のり塩チップスは八つ頭を薄く切り、一七〇度の油で揚げる。

 こだわったのは八つ頭の存在感だ。同好会会長の吉沢実聖さん(三年)は「食感が残るよう大きめにした」、副会長の小野寺優利亜さん(二年)は「八つ頭の甘さが感じられるようにした」と明かす。

 試食会では、出席者から「うまい」などと評価する声が相次いだ。飲食店関係者には味や見た目、改善点、商品化の可能性などのアンケートを実施。丸系八つ頭の生産者は「地元で消費してほしい」と期待を寄せている。

生徒たちが料理とレシピを披露した試食会

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