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【埼玉】

「被災者が声を上げにくい状況」  原発事故8年 さいたまでシンポ

原発事故について考えたシンポジウム=さいたま市で

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 3月に東京電力福島第一原発事故から8年となるのを前に、専門家や避難者らの声を聞き、原発事故や復興対策などを考えるシンポジウム「いま語らなければ。福島」が17日、さいたま市浦和区の埼玉会館であり、約60人が参加した。

 実行委員会委員長を務めた猪股正弁護士は「政府が五輪に向けて復興をアピールし、安心安全を強調している」と指摘。「被災者が声を上げにくい状況がつくられている」と懸念を示した。福島県郡山市の男性は「100回安心と言われると安全だと思ってしまう」と発言。「(一般人の年間被ばく線量限度とされる)1ミリシーベルトは、昔は安全だという基準ではなかったはずだが、いつからか安全の基準に変わった。原発事故の風化が怖い」と不安を口にした。

 大阪市立大大学院の除本理史(よけもとまさふみ)教授は「当事者の声は共感を生み、政策を動かしてきた。語れる環境を整えることが大切だ」と述べた。 (森雅貴)

 

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