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【埼玉】

久喜市職員ら贈収賄逮捕 2容疑者、以前から知人

平良容疑者が勤める下水道業務課が入る久喜市鷲宮総合支所

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 久喜市職員が、市発注業務の委託先の選定で業者に便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして、二十五日に逮捕された贈収賄事件。県警によると、市下水道業務課課長補佐兼係長の平良淳容疑者(59)と廃棄物処理会社「ティーケイ」社長の小坂恵美容疑者(58)は以前からの知人だったといい、県警は他の業務でも便宜供与がなかったかなどを含めて捜査を進めている。 (森雅貴、浅野有紀)

 県警捜査二課によると、平良容疑者は二〇一六年十月上旬ごろ、「あなたに(仕事を)取らせますよ」という趣旨の話をし、小坂容疑者から十万円を受け取ったとされる。小坂容疑者は、実際に業務を受注する謝礼として、同年十一月上旬に、さらに十万円を手渡していたという。

 平良容疑者は当時、業者を選定する立場にあったものの、どのようにティーケイに最低価格を提示させたかは明らかになっていないという。

 県警は、平良容疑者が関わった他の業務でも便宜を図っていた可能性もあるとみて調べている。

 二人は、市職員と業者という関係で以前からの知り合いだったという。

職員の逮捕を受け、謝罪する梅田修一市長(中)=いずれも久喜市で

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◆市長「異常な事態」 就任後、3人目の逮捕陳謝

 平良容疑者の突然の逮捕を受け、久喜市役所では職員らが慌ただしく対応に追われた。この日は市議会定例会の一般質問の日で、市執行部が本会議終了後に全員協議会で市議に逮捕の経緯を説明した。

 梅田修一市長は緊急の記者会見を開き「市長に就任後、盗撮および公然わいせつ(容疑)での逮捕に引き続き、三人目の職員の逮捕という極めて異常な事態」とした上で「市民の皆さまに多大なる迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。

 市によると、平良容疑者は一九八〇年八月、水道課技師補として旧久喜市に入庁。二〇一六年四月から上下水道部水道施設課課長補佐兼維持係長、一八年四月から現職。普段の仕事ぶりは問題なかったという。

 業務委託の随意契約は五十万円以下の場合、課長の専決事項で、ティーケイとの随意契約は平良容疑者が素案を提案する立場にあったという。 (中西公一、中里宏)

 

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