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【埼玉】

秩父で奇祭「ジャランポン」 大笑いで疫病退治

僧侶の前で一升瓶を手に取る死人役の福島さん(手前)=秩父市で

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 生きている人を死人に見立て陽気に弔う奇祭「ジャランポン祭り」が十日、秩父市久那の下久那公会堂であった。僧侶がでたらめな読経をしたり死人が一升瓶をあおったりする様子に、地元の住民や観客たちが大笑いしていた。

 ジャランポン祭りは、久那地区の諏訪神社の例大祭。江戸時代に疫病が流行した際、村を救おうと人身御供を献上したとされることに由来する。「ジャランポン」とは葬式で使われる打楽器の音を表しているとされる。

 会場は夕方、祭壇をしつらえて即席の葬儀場に。死人役の福島康弘さんは白装束に身を包み、自ら棺おけの中へ入った。葬式の最中、体を起こして日本酒を飲むなど自由気ままに振る舞った。

 僧侶役の川島康助さんも読経を切り上げ「生理現象は抑えられない」などとトイレへ直行、観客たちの笑いを誘っていた。最後は死人が入った棺おけが神社に奉納され、奇祭が幕を閉じた。 (出来田敬司)

 

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