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【埼玉】

「直轄」警察犬が現場へ 運用スタート、対応迅速化に期待

県警が直接、飼育して管理する警備犬=上尾市の警察犬センターで

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 県警は本年度、これまで民間に飼育を依頼する「嘱託」のみだった警察犬に関し、警察が直接管理する「直轄」の運用を始めた。

 警察犬は、犯人の追跡や行方不明者の捜査などが役割。県警は従来、民間で育てられ、警察の要請を受けて出動する県内の嘱託警察犬九十五頭に依頼していた。

 県警によると、嘱託警察犬は昨年一年間で七百八十六件の事案に出動するなど活躍している。ただ、民間への要請や、危険を伴ったり秘匿性の高かったりする現場への出動に時間がかかることが課題だった。

 そのため、警察が直接管理する直轄を検討。二年前に訓練を始めて本年度、実現した。警察犬だけでなく、爆発物や薬物などを捜す警備犬も飼育し、それぞれシェパードが複数頭いる。

 今月十六日には、上尾市平塚の警察犬センターで訓練を公開。警察犬が現場のにおいを手がかりに対象者を追跡する「足跡追及」、警備犬がにおいを基にロッカーに隠された爆発物を捜すなどの訓練をした。

 鑑識課の橋本昭文課長は「直轄警察犬を活用して事件や行方不明者の捜索などに迅速に対応していきたい」と意欲。危機管理課の斎藤健一課長は「県内が会場の一つとなるラグビーワールドカップなどでのテロを未然に防ぎたい」と警備犬に期待を寄せている。 (森雅貴)

 

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