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【埼玉】

川越城の面影 前面に 初雁公園、市が再整備計画

現存する本丸御殿として歴史公園の核となる川越城本丸御殿

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 川越市は、市中心部にある初雁(はつかり)公園(4.5ヘクタール)を、県文化財の川越城本丸御殿を中心にした歴史公園(約5ヘクタール)として再整備し、市民の憩いの場や観光拠点にする基本計画を策定した。老朽化した野球場は移転し、プールは廃止する。一方、150台分の駐車場やイベントができる芝生広場が設けられ、本丸御殿周辺は江戸時代をしのばせる門や塀の復元が行われる。 (中里宏)

 公園区域に囲まれる場所にあり、童謡「通りゃんせ」発祥の地とされる三芳野神社は、三年半にわたる保存修理が三月に終わり、朱塗りの美しい外観がよみがえった。高知城とともに国内で二例しかない現存する本丸御殿の周辺整備と合わせ、江戸時代の姿を感じさせる公園の核となる。

保存修理が終わり、江戸時代の姿がよみがえった三芳野神社=いずれも川越市で

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 市はバブル経済時代の一九八九年、初雁公園や県立川越高校、住宅街を含む川越城跡の一部一三・五ヘクタールを城址(じょうし)公園として整備する基本構想を策定した。しかし、高校の移転や住宅地の買収が必要になるなど実現が困難なため、審議会を設置して見直しを進めていた。

 基本計画では、初雁公園のほか、周辺の富士見櫓(やぐら)跡や川越城中ノ門堀跡など、かつての城の面影を感じさせる地点も見学ルートで結ぶ形で整備する。

 二〇二二年の市制施行百周年までに本丸御殿周辺と富士見櫓跡の見学環境整備を行う方針。

初雁公園の整備イメージ。本丸御殿の前に空間をつくり、門や土塁を復元、野球場は芝生広場などに生まれ変わる

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