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【埼玉】

県内も祝賀ムード 「令和」始まりの日

 元号が令和に変わった1日、県内では婚姻届を提出するカップルが相次いだほか、天皇陛下の即位を記念した催しが開かれるなど、改元の祝賀ムードに包まれた。

◆川越氷川神社 改元の瞬間を神社で

 川越市の川越氷川神社は、「改元の瞬間を神社で迎えたい」との要望に応え、4月30日午後10時から社務所を開き、改元をまたいで訪れる参拝者のために境内に照明をつけた。社務所には、平成最後のご朱印を求める参拝者が次々に来訪。令和初日のご朱印も続けて入手しようと列ができた。

 家族で訪れた同市の能楽師狂言方、野島伸仁さん(64)は「平成は子育ての時代だった。子どもの宮参りや初詣と、節目ごとに参拝してきた。令和は子どもたちの世代にとって、心配事や苦労のない世の中になってほしい」と列に並んだ。

 令和のご朱印を求める列の先頭にいた東松山市の会社員星由妃さん(54)は「新潟県柏崎市に住んでいた時、大地震で1カ月半、ガスが使えなかった。その後、福島県に転勤した友人が東日本大震災で亡くなった。令和は穏やかな時代になってほしいですね」と話していた。 (中里宏)

「令和元年五月一日」のご朱印を求める参拝者=1日午前0時すぎ、川越市の川越氷川神社で

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◆三芳 結婚、新時代とともに

 三芳町では、この日に婚姻届を提出したカップルに対し、町の広報紙の表紙に見立てた写真を撮影するサービスを実施。町によると、午後四時までに八組が結婚した。担当者は「普段は月に数件の届けなので、改元の影響があったのでは」と驚いている。

 町役場では、一日午前零時に婚姻届を受け付ける特設ブースを設置。未明のうちに四組が届け出たという。

 会社員塩野元樹(もとき)さん(29)と智巳(ともみ)さん(29)のカップルは、午前零時に婚姻届を提出。塩野さんは「ともに平成元年生まれ。令和が人生の新たなスタートとなった」と笑顔。智巳さんは「令和は平和な時代であってほしい。互いの気持ちを言葉で言い合い、尊重し合える家庭を築きたい」と話した。 (森雅貴)

令和初日に婚姻届を提出し、記念撮影に応じる塩野さん夫妻=三芳町役場で

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◆富士見 赤ちゃん二重の喜び

 富士見市の恵愛病院ではこの日、午前零時七分に男の子が生まれてから、午後五時半までに十五人の赤ちゃんが誕生。家族が一緒に写真を撮るなどし、喜びを分かち合った。

 志木市の会社員武井芳憲(よしのり)さん(40)の妻瑛子さん(34)は、三一五二グラムの長女を出産。予定日は八日だったといい、瑛子さんは「希望あふれる令和の初日に娘と会え、うれしい」と感動した様子。

 「明るい子に育ってほしい」「新たな時代を切り開くあかりになるように」との願いから「燈(あかり)」ちゃんと名付ける予定だという。 (森雅貴)

令和初日に長女が生まれ、喜ぶ武井芳憲さん(右)、瑛子さん(左)夫妻=富士見市で

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◆本庄 奉祝の集いに1万人

 本庄市役所前では、天皇陛下の即位を祝う「改元奉祝の集い」が開かれた。秋の本庄まつりの山車など10基とこだま夏まつりのみこし9基中4基が一堂に会し、約1万人(主催者発表)が新時代の到来を祝った。

 本庄まつりの山車とこだま夏まつりのみこしが1カ所に集まるのは初めて。クライマックスは、みこしが組み合う「ケンカみこし」。居並ぶ山車を前に、威勢の良い掛け声で2基のみこしがぶつかり合い、直角に組み合って立ち上がると、大きな拍手が湧き起こった。

 山車はこの後、JR本庄駅前までお囃子(はやし)を披露しながら巡行し、通行人らを楽しませた。 (渡部穣)

山車とみこしが一堂に会し、天皇陛下の即位を祝った改元奉祝の集い=本庄市役所前で

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◆さいたま 記帳に「お祝い」込め

 さいたま市では、天皇陛下の即位を記念し、市役所と浦和以外の各区役所に記帳所が設置された。

 市役所本庁舎の記帳所で午前9時の開場と同時に訪れたのは、浦和区の会社員真保(しんぼ)恵介さん(37)。「せっかくの令和最初の日なのでお祝いをお伝えしたいと思った。一番乗りとは思わなかった」と笑顔を見せた。

 平成最後の日は「年越しそば」ならぬ「元号越しそば」を食べて過ごし、テレビや新聞を見ながら少しずつ改元の実感が湧いてきたという。

 令和の時代には「子どもたちが希望を持って明るく過ごせる時代になれば」と期待を寄せた。

 記帳所は2日も設置され、記帳がされた芳名録は後日、宮内庁に送られる。 (井上峻輔)

 

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