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【埼玉】

大麻摘発が増加傾向 若者多く 昨年は10年以降最多85人

 県警による一年間の大麻事件の摘発者数が、二〇一〇年から増加傾向だ。昨年は一〇年以降最多の八十五人に上り、半数以上が三十歳未満。県警は、友人や知人を通じ、軽い気持ちで大麻に手を出す若者が増えているとみて、注意を呼び掛けている。 (森雅貴)

 県警薬物銃器対策課は、危険ドラッグの規制強化が背景にあるとみる。危険ドラッグは、乱用者による交通死亡事故などを機に一三〜一四年にかけて社会問題化し、店頭で販売されなくなった。その影響で、他の違法薬物に比べて安価で取引されている大麻が、知人間の交流などを通じて広まってきたという。

 また、大麻は幻覚や精神障害などを引き起こす恐れがあるにもかかわらず、「害がない」「依存性はない」といった誤った情報がインターネットなどで出回っていることも安易に手を出す要因とみている。

 同課によると、所持や販売といった大麻取締法違反容疑で逮捕や書類送検された摘発者は一四年が三十三人、一五年が五十二人、一六年が五十九人、一七年が七十九人と最近は右肩上がりで増加。若者が多いのが特徴で、昨年も摘発者八十五人中四十七人が三十歳未満で、二人は少年だった。

 大麻事件は八割が初犯で、摘発された若者は「好奇心から」「合法としている国もあり、害はないと思った」「友人に誘われた」などと供述しているという。

 同課の伊藤好秀次席は「密売組織の取り締まりや学校や行政と連携し、特に若者に向けて大麻も含めた薬物の危険性の啓発を強化していく」としている。

 

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