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【埼玉】

熊谷 暑さに備え、着々 昨夏、国内最高気温更新

熱中症の危険度が分かる「熱中症計」。ランプで「注意」や「厳重警戒」などを伝える=熊谷市立奈良中で

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 夏の暑さが本格化するのを前に、昨年7月に国内最高気温を更新した熊谷市では、対応が進められている。14日には、全小学校が備える「熱中症計」の中学校への配置を開始。毎年恒例の「大温度計看板」も設置された。 (渡部穣)

◆奈良中に「熱中症計」

 熊谷市立奈良中学校にはこの日、日本気象協会から熱中症の危険度を気温や湿度、暑さ指数(WBGT値)といった数値で自動表示する熱中症計が寄贈された。

 同協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトの一環で、クラブ活動や体育の授業などで活用してもらう。市内の全二十九小学校には配置済みで今後、全十六中学校にも置かれる。

 熊谷市では昨夏、七月二十三日に国内最高気温を更新する四一・一度を記録するなど猛暑が続き、二百二人が熱中症で救急搬送された。

 熱中症計は、気温や湿度のほか、地面や建物などから発せられる輻射(ふくしゃ)熱も計測し、暑さ指数を表示。「ほぼ安全」から運動原則中止の「危険」までの五段階のランクがランプで分かる仕組みだ。

 奈良中ラグビー部主将の粕谷航太さん(14)は「部員第一に考え、(熱中症計の表示を)参考にしたい」と話していた。

 熊谷市は二十五日、同市大里生涯学習センターで「熱中症予防セミナー」を開催。今夏の暑さ予想や熱中症予防について専門家が講演する。問い合わせは、市政策調査課=電048(524)1114=へ。

◆百貨店前に「大温度計」

「猛暑にタックル!!」の文字が入った新しい大温度計看板。温度を示す矢印にラグビーボールをあしらった=熊谷市の八木橋百貨店前で

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 大温度計看板が設置されたのは、熊谷市の八木橋百貨店前。ラグビーワールドカップ(W杯)の同市での試合が終わる十月初旬まで、店員が手作業で熊谷気象台発表の午前十一時と午後二時の気温を表示する。

 看板は、高さ約四メートル、幅約六十五センチ。初めて設置された二〇〇七年八月に国内最高気温を更新する四〇・九度を記録したことから、その後は全国有数の暑さで知られる熊谷の夏のシンボル的存在になっている。今年は、九月にラグビーW杯の試合が同市であるため、気温を示す矢印に、ラグビーボールのデザインを用い「猛暑にタックル!!」の文字もあしらった。

 同百貨店では気象台発表の「明日の予想気温」が三五度以上となった翌日、「猛暑日サービス」を行う予定。昨夏は三十六回のセールが実施され、好評だったという。

 

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