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【埼玉】

シュワッと甘辛 横瀬のどぶろく味わって 「そばの会」地元産米で醸造

完成したどぶろくを手に取る田端さん(右)と武藤さん=横瀬町で

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 横瀬町のそば生産者団体「横瀬そばの会」は、地元の米を原料としたどぶろくを開発した。シュワッとした舌触りと甘辛い味わいが特徴だ。昨年八月に県内で初めて「どぶろく特区」に認定された横瀬町。町民や観光客に振る舞うことで、新たな町の名産品としたい考えだ。 (出来田敬司)

 どぶろくの銘柄は「花咲山」で、町の山から名付けた。町内のそば店の空きスペースで仕込みをし、純米用と吟醸用の二種類の酵母を基に、それぞれ五十リットルずつ醸造した。アルコール度数は一九度前後。糖度が高くて甘みを感じる一方、米粒が酒に溶け込んで飲みやすいのが特徴という。

 どぶろくは、米やこうじを発酵させて「もろみ」にし、そのまま漉(こ)さずに造った醸造酒のこと。しばしば酒税を免れる密造酒ともなったが、内閣府は二〇〇三年、規制を緩和して地域活性化を図ろうと、構造改革特別区域法に基づき「どぶろく特区」を制定。醸造量が酒税法で定められた年間六キロリットルに満たなくても、酒造りができるようにした。

 そばの会のメンバーは昨年十一月以降、県産業技術総合センター北部研究所(熊谷市)で研修を受け、栃木や新潟、岐阜県などでどぶろく造りの現場を見学。今年二月に税務署から認可を受け、醸造に向けて試行錯誤を重ねてきた。

 そばの会顧問の田端伸夫さん(71)は「天ぷらや焼き肉、シカ肉にもぴったり」と太鼓判。酒造りに当たった会員の武藤量司さん(69)も「税務署から『初めてにしては上出来』と評価された」と手応えを口にする。

 一合六百円。同町のそば店「お食事処伸平」と観光施設「小松沢レジャー農園」で提供している。

 

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