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【埼玉】

秩父へ元気なシニアを 都内でサ高住転居PR 市が整備、人口減対策

相談会で秩父市のサ高住に関する説明を聞く高齢者ら=東京都新宿区で

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 秩父市内に建設中のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ゆいま〜る花の木」への転居検討者向け相談会が、東京都内で開かれている。サ高住整備は、元気なシニアを呼び込もうとする市のプロジェクトの一環。深刻な人口減少に歯止めをかけるのが狙いで、PRに力を入れている。 (出来田敬司)

 「スーパーは近くにありますが、車がある方が行動範囲は広がります」「じゃあ、運転免許の返納はできないかな」

 二十一日に東京都新宿区のシニア向け住宅運営業「コミュニティネット」本社で開かれた相談会。秩父市内の移動手段について、市や業者の担当者と出席者三人が、ざっくばらんに意見を交わした。

 ゆいま〜るは、西武秩父駅から徒歩約十五分の市街地に位置。木造二階建て延べ六百九十平方メートルで、一〜二人用の居室を計二十戸整備する。家賃と共益費などを含む月額費用は九万四千五百円から。食事や排せつの介助などはないが、実費で入退院時の同行や服薬の支援などがある。入居開始は十一月中旬の見通しだ。

 市は二〇一四年、民間研究機関から若い女性の大幅減少が見込まれる「消滅可能性都市」と指摘され、人口減対策を本格化。一八年九月には、同じく消滅可能性都市とされた姉妹都市の東京都豊島区とともに、サ高住を整備して主に同区からシニア層を受け入れる新プロジェクトを発表した。

 豊島区の自宅と秩父の二地域居住を検討する高野正義さん(71)は「区と市が交流していて、秩父は身近に感じる。周りの人が次々に亡くなり、自分も生活のステージを変えたいと考えている」と打ち明けた。

 単身で移住予定という豊島区の主婦(76)は「同じ世代同士で住むのが心地よい。いざというときに誰かに見守ってもらえるなら安心する」とサ高住に期待を寄せる。

 ゆいま〜る花の木に関する都内の相談会は今後も開かれる予定。問い合わせはコミュニティネット=フリーダイヤル(0120)972583=へ(平日のみ)。

 

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