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【埼玉】

海の生き物苦しめない! プラごみ問題 紙芝居に 所沢市の保育士が作製

紙芝居を通し、海に捨てられたプラスチックごみが生き物に及ぼす影響を学ぶ園児たち

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 所沢市の保育士が、海洋投棄されたプラスチックごみが生き物に及ぼす影響を題材にした紙芝居「ひろいうみのおはなし」を作製した。市立西新井保育園(同市西新井町)で二十七日、読み聞かせ会があり、五歳児二十五人が観賞。「ごみを海に捨てないようにしたい」などと真剣な表情で訴える女児もいた。読み聞かせは、他の市立保育園でも順次、実施される。

 紙芝居はA3判の計十六ページ。子どもたちに、長期的な取り組みが必要なプラごみの問題を考えてもらおうと、市の保育士らが、市資源循環推進課のアドバイスを受けて手作りした。原本は市立所沢図書館に寄贈し、貸し出し・閲覧ができる。保育園での読み聞かせには、カラーコピーを使う。

 内容は、レジ袋を食べて苦しむクジラや、ストローが鼻の中に入り涙を流すカメの姿を素朴なタッチで描き、これらの原因が投棄者である人間にあると指摘。海のない所沢の園児にも理解できるよう、「川からペットボトルも流れてきた」との一文を入れ、海と川をつなげる工夫もした。

 この日、観賞した園児たちは「カメさんがかわいそう」「クジラさんはレジ袋と思わなかったんだ」などと感想を言い合った。

 紙芝居では他に、燃やせるごみとプラごみを分けて捨てたり、スーパーにマイバッグを持参してレジ袋を受け取らないようにしたりすることの大切さも紹介している。紙芝居の動画は、インターネットで「紙芝居『ひろいうみのおはなし』(所沢市)」で検索し、動画サイトのユーチューブで閲覧できる。 (加藤木信夫)

布製の風呂敷で包まれた紙芝居。風呂敷はエコバッグのように繰り返し利用できる素材にした=いずれも所沢市立西新井保育園で

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