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【埼玉】

“日本×西洋”20世紀の工芸品一堂に 川越市立美術館で特別展

日本と欧州の一流工芸品を一堂に鑑賞できる特別展=川越市立美術館で

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 アールヌーボーやアールデコといった欧州の美術運動の影響を受けた大正・昭和期の日本の工芸作品と西洋作品を集めた特別展「20世紀の工芸 日本×西洋−新しい表現を求めて−」が、川越市立美術館(同市郭(くるわ)町二)で開かれている。東京国立近代美術館工芸館が所蔵する陶磁器や装飾品、日用品など約百二十点を展示。さまざまなジャンルの一級品を一堂に鑑賞できる。十六日まで。 (中里宏)

 日本の工芸品は、明治政府の殖産興業政策の一環として万国博覧会に出品され、高い技術と独自の美意識が欧米で人気となった。しかし、二十世紀に入る頃、日本趣味の流行にかげりが出ると「現代感覚に欠ける」との評価を受けるようになった。

 十九世紀末から二十世紀初頭、欧州では花や植物などの自然を題材に、それまでの様式にとらわれない優美な装飾様式をとるアールヌーボーが流行。第一次世界大戦を境に、直線や幾何学図形をデザイン化したアールデコが広まった。

 こうした美術運動に刺激を受けた日本の工芸作家や図案家たちの間に研究機運が高まり、大正期には創作表現として工芸品を制作する作家たちが現れた。

 展示では、ルネ・ラリック(フランス)の金と七宝によるブローチやアルフォンス・ミュシャ(チェコ)のリトグラフなど、西洋と日本の工芸作家たちの多彩な作品が並ぶ。

 一般五百円、大学・高校生二百五十円、中学生以下無料。問い合わせは、同館=電049(228)8080=へ。

 

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