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【埼玉】

上田知事、5選不出馬 「改革の成果出た」今後の政治活動には含み

不出馬を表明する上田清司知事=県庁で

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 四期十六年の長期県政に幕が下りることになった。十五日に八月の知事選への不出馬を表明した上田清司知事(71)。自賛する行財政改革、多選自粛条例を破っての四選出馬、自民との対立…。さまざまな賛否の中で平成後半の時代を務め上げた県のトップは、令和を迎えたタイミングで次のリーダーに道を譲る決断を下した。 (井上峻輔)

 「八月三十日の任期満了をもって、県知事の仕事を終了させていただきたい」。上田知事は県庁で開いた会見の冒頭でそう語り出し、五選を目指さない考えを明らかにした。

 その理由として「改革の成果と方向性はきちっと出てきている。誰がやろうと改革の流れは決まっている」と話した。

 さらに一カ月半前の改元時に皇居であった一連の儀式に出席し、新しい時代を意識したと説明。「令和の時代にふさわしい方に、新たな埼玉の時代を担っていただくのがいい」と考えたという。

 その「ふさわしい方」とは誰か。会見では既に出馬表明や出馬要請があった三人について語る中で、大野元裕参院議員(55)を「研究者、経営者、政治家という側面を持つ非常にマルチな人間」と評し、「私は大野さんに期待しています」と述べた。一方で、後継との見方は否定した。

 この日も具体的な数字を交えながら、熱の入った話しぶり。県の出資法人の黒字化や企業誘致数の多さ、県庁内の意識改革などの十六年間の実績を強調し続けた。「県政的にはやり残したというものはない」と満足感ものぞかせた。

 そんな中でも自身の今後を問われると、歯切れが悪くなった。「一休みでしょうね」と話しつつ、政界引退は「なかなかさせてくれない雰囲気」などと発言。今後の政治活動に含みを持たせた。

 大野さんのくら替えに伴う参院補選に出馬するとの臆測については、「あまり考えない方がいいのでは」とかわした。

 

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