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【埼玉】

緑の中に合葬式墓地 さいたま市整備、9月から募集予定

思い出の里市営霊園内に完成した樹林型合葬式墓地(さいたま市提供)

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 さいたま市は、新たな墓地ニーズに対応するため、思い出の里市営霊園(同市見沼区)内に一万六千体が収容できる樹林型の合葬式墓地を完成させた。効率的な共同埋葬方式で、承継者がいなくても安心して利用できるのが特徴。九月に利用募集を始める予定だ。 (藤原哲也)

 市によると、市営墓地は市内五カ所に約二万四千区画あるが、二〇一二年度で新規募集は終了。その後は返還墓地の再募集のみで、近年は既存墓地の無縁化や管理料の滞納といった課題に悩まされていた。

 三四年までに一万七千人分の墓地不足が見込まれることから、市は利用者負担の軽減や「自然に還(かえ)りたい」との新たなニーズを踏まえ、緑に囲まれた樹林型合葬式墓地の整備を進めてきた。

 県内では越生町に続き二例目。新規募集のほか、現在の墓地利用者が「墓じまい」で利用する場合も受け付けるという。

 広さは千三百二十平方メートル。遺骨は布袋に入れて地中の納骨室に埋葬され、長い時間を経て土に還る仕組みだ。地上には墓標となるシンボルツリーのヤマボウシ、コブシ、ハナミズキを一本ずつ植樹したほか、外周部には季節感のある樹木を二十三本植えている。

 永代使用料は一体十万円、墓地の返還を伴う場合は一体三万円で、初年度の一般募集は五百体を予定。応募者多数の場合は抽選になる。

 清水勇人市長は「今後も高齢化などのさまざまなニーズの変化に対応していきたい」としている。

 

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