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【埼玉】

熱中症兆候 アラームがお知らせ 県がリストバンドで実証実験

熱中症の兆候をアラームで知らせるリストバンドを着ける実証実験参加者=幸手市で

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 猛暑による死者や救急搬送が各地で相次ぐ中、県は熱中症の兆候をアラームで知らせるリストバンドを高齢者らに配り、予防につなげる実証実験を始めた。データを収集して発症しやすい状況を調べ、水分補給のタイミングなどを探る。

 県内各地で今年一番の暑さを更新した一日、幸手市の福祉施設で実験の説明会が開かれた。高齢者約三十人が参加。リストバンドを手に取った女性(69)は「思ったより軽い」と興味深げだ。

 リストバンドは、東京都のベンチャー企業「Biodata Bank」が開発した。同社によると、複数のセンサーを使って体内にどのぐらい熱がこもっているか算出し、熱中症になりかけるとアラームが鳴る。症状が出る前に水分補給などの対策ができるという。

 実験では、幸手市など五市町に住む六十五歳以上の男女のほか、屋外での業務が多い県職員らがバンドを着けて日常生活を送る。蓄積したデータからいつ熱中症になりやすいのかを分析。十月ごろまでに結果をまとめ、予防のアドバイスにつなげる狙いだ。

 県では熊谷市で昨夏、国内史上最高の気温四一・一度を観測。昨年、熱中症で救急搬送されたのは六千百二十五人で全国四位だった。約半数が高齢者で、県の担当者は「夜間に脱水症状が起こりやすく、実験でリスクを把握できるのでは」と期待している。

 

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