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【埼玉】

さいたま小4殺害 近隣住民「本当に残念」

進藤さんの遺体が見つかった集合住宅=さいたま市見沼区で

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 十八日未明、さいたま市見沼区の集合住宅の敷地内で、市立大谷(おおや)小学校四年進藤遼佑(りょうすけ)さん(9つ)が遺体で見つかった殺人事件。「居たたまれない」「本当に残念」。近隣住民に動揺や不安が広がり、学校は集団下校や心のケアといった在校生への対応に追われた。 (森雅貴、藤原哲也)

 「息子の同級生で、ただただ驚いている。本当に居たたまれない」。現場近くに住む四十代女性は強い衝撃を受けたような表情。「進藤君はすごく真面目で、車好きの明るい子だった」と漏らした。

 この女性によると、十七日午後九時半ごろ、同小の校長名で「進藤さんが放課後、塾に向かい、家に帰ってきません。近くを探してください」とのメールが届いた。しばらく後に「まだ見つかっていませんが、夜も遅くなりました。ご協力ありがとうございました」とのメール。周辺ではパトカーが走り回り、不安にさいなまれたという。

 十数年間にわたり地域の子どもたちの登下校を見守ってきたという斉藤定石(さだいし)さん(80)は「いつも元気に通学する子たちを見続けてきた。なぜこんなことが起きたのか。手を打てなかったのか。本当に残念だ」と肩を落とした。

 大谷小では十八日午後から保護者が集まり、子どもたちは大人に見守られながら集団下校。不安そうに母親の手をギュッと握る児童の姿も見られた。二年の娘を迎えに来た父親(53)は「普段は静かな街で残虐な事件が起きてしまった」と沈痛な面持ちで話した。

 夕方には堺数太校長らが会見し、事件についてはクラスごとに報告したと説明。下校の際は泣いている児童もいたという。心のケアのため、市教育委員会に臨床心理士の派遣を要請したことも明らかにした。

 登下校時の対応については、今週いっぱいは教職員が児童を引率するなどして安全確保に努めるとしている。

 

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