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【埼玉】

廃油せっけん 支援一助に 8月大雨で水害の佐賀・武雄市 志木中科学部が寄贈

武雄市への手紙を、志木市の柚木博教育長に託す梯さん(左)ら志木中生

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 八月の大雨で甚大な水害に見舞われた佐賀県武雄市を支援しようと、志木市立志木中学校の科学部員が給食から出る廃油を再利用したせっけんを作り、市教育委員会を通じて武雄市教委に贈った。昨年も北海道地震被災地の厚真町に廃油せっけんを送って喜ばれた同部。部員たちは「科学の力を支援の一助にできれば」と話している。

 今回、せっけんを作ったのは科学部員二十七人で、二個入りの計二百セットを寄贈。廃油の臭いを抑えるため、アロマオイルと着色料を加え、牛乳パックを利用して乾燥・成型した。

 元々は、今月被災から一年を迎えた厚真町に贈り、交流をつなげていこうと製作。大雨を受け、寄贈先を緊急性が高いと思われる武雄市に変更したという。

 部長の梯翠蓮(かけはしすいれん)さん(14)=二年=は手紙をしたため、せっけんと共に贈ってもらった。手紙には、栃木県の祖母の家も四年前に大雨による水害に遭ったことを挙げ「あの時の臭いやぼろぼろの家を今も鮮明に覚えています。不安が少しは分かります」などと記した。鉄工所から流出した油に武雄市民が悩まされている点にも触れ「私たちのせっけんは泡がよく立ち、油落ちも良いのでお使いください。当たり前の生活が早く戻ることを願っています」と結んだ。

 武雄市からは志木市宛てに「学校やボランティア活動の折に使わせていただきます」というメールによる礼状が届いたという。 (加藤木信夫)

給食の廃油を再利用した手作りせっけん=いずれも志木市で(同市提供)

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