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【埼玉】

雨漏り防ぐ「アシスト瓦」 入間の中学生が100枚製作 台風被害、千葉・鴨川市に贈る

生徒が手作りしたアシスト瓦。被災者を励ますメッセージや、再建後をイメージした絵を添えた=入間市立藤沢中学校で

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 台風15号による千葉県鴨川市の被災者に役立ててもらおうと、入間市立藤沢中学校の1年生約70人が、段ボールを防水性シートで覆った「アシスト瓦」100枚を製作し、受け入れ先の鴨川市社会福祉協議会に発送した。生徒たちは「屋根が壊れた家の雨漏りを防いで、暮らしが少しでも落ち着けば」と願っている。 

 支援は、いずれも1年の杉本乃亜(のあ)さん(13)、宮崎樹さん(12)、池亀なずなさん(12)、吉家百音(もね)さん(12)の4人が、池亀さんの父健一さん(41)に引率され、鴨川市で炊き出しやがれき撤去のボランティア活動に参加したことがきっかけ。

 「現地でNPOの方に、被災者が一番困っているのは屋根の破損。瓦が1枚なくても雨が漏れてくると聞いた」と杉本さん。その場でアシスト瓦の作り方を教わり、見本を託された。4人は帰る道中、「これだったら、私たちにもすぐできる。学校のみんなと協力すれば、すごい数をつくれる」とまとまった。

 思いを聞いた早川等校長は「できるだけ早く取り組んだ方が良い」と判断。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の中学への備品提供のため、積み立てている資源回収収益金の一部で防水性シートを購入した。生徒たちは近隣のホームセンターで事情を話して段ボール箱をもらい、瓦大の30センチ四方に成形。完成したアシスト瓦には「ここを乗り越えればいつもの生活に戻れると思います」というメッセージや、再建された家屋をイメージした絵などが添えられた。 (加藤木信夫)

<アシスト瓦> 破損した屋根瓦の一時的な代替物。30センチ四方に切った段ボールを防水性のビニールシートで覆って作る。千葉県鴨川市などで支援活動を続けるNPO法人「災害救援レスキューアシスト」(大阪府)が、会員制交流サイト(SNS)などで全国からの提供を呼び掛けている。

被災地でがれきを片付ける藤沢中の生徒たち=9月24日、千葉県鴨川市で(池亀健一さん提供)

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